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吸血鬼の行方
ゴダルミング夫人
上級者向けのマーダーミステリーというか、正直判るかこれー!とちゃぶ台を返したい気持ちになったりもしましたが……
無料とは思えないほど世界観もツールも凝ってますし、秘密を持つ側のPLさん達はとても楽しかったとの事なので作品としては大いにアリかと。ただ犯人の決め手が情報カードと全然関係が無かったのは個人的にはもんにょりしたり。
「睡眠病の発症者を殺したのは教祖。なぜなら発症者のリストを持っているのは教団関係者なので」
ええ……、ここにはその事件を追ってる探偵も治療している医師も、そっち系の研究者もおりますが!?
作品中でリストの存在を一切匂わせないでそれが根拠と言われても……「瀉血して殺したのは医師。実は教授から瀉血器を譲り受けていた」
瀉血器を所持している人物についてや「瀉血器だと二つの穴は開かない」というのは全部ミスリードかぁ……なんというか、情報カードの情報は真実だという前提で遊んでいたが為に、アンフェアだなぁと感じてしまったのが正直な所です。
とはいえ初期のマーダーミステリーによくあるように、情報カードがすべて明かされると犯人が逃げようが無いのも面白くないのは確かに。
そう考えると、最大多数の最大幸福かつ秘密を持つ事を楽しむシナリオとしてはアリだと思います。
RPやそれぞれのコンビの関係性や主従ネタなんかも美味しいですし、遊んでる最中はすごく楽しかったです。しかしてオススメしたいか?とか、GMしたいか?と聞かれると、上級者向けなのでちょっと……という反応になる作品でした。
とはいえコンセプトは好きです。
推理ロジックさえ腑に落ちるものなら、大傑作になりえた作品だと思います。 -
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